こんな本を読んだ。

国語教員がつづる、読み終えた本についての日記です。

2015-01-01から1年間の記事一覧

スタンダール『赤と黒』(小林正訳 1957・2 初出1822)

☆本の内容☆ ジュリアン・ソレルは材木屋の末息子で、父親や兄たちに虐待・軽蔑されながらも、優しい叔父が残してくれた書物を読みふけり、理知的で感受性の強い青年に育ちます。 道をつくるときにジュリヤンの父に多額の立ち退き料を払ったヴェリエールの町…

中沢明子『埼玉化する日本』(イースト・プレス新書 2014・12)

☆本の内容☆ 筆者のいう「埼玉化」とは、三浦展が名付けた「ファスト風土」化とほぼ同義です。 つまり、人々がそこそこの満足を得られる、ショッピングモールのような消費施設が増え、今や百貨店で扱われるような高級品ではなく、ショッピングモールで手に入…

阿辻哲次『漢字のはなし』(岩波ジュニア新書 2003・1)

★本の内容★ まずは世界に存在する400種類程度の文字の歴史を俯瞰して説明しています。 無文字社会においては、縄を縛ることで何かを伝える「結縛」を用いていましたが、いくつかの地域で、まずは象形文字の形で「文字」が生まれてきました。 筆者が特に焦…